流れのヒント

[信頼できる乗車待ち行列]
着席通勤は帰宅時にも

出勤時の始発駅だけでなく、帰宅時の始発駅も要チェックです。

Contents
>帰宅時の始発駅の有無は住まい選びに重要だ
>>家賃はシビアに反応している>>不人気路線は帰宅時に座れない
>帰宅時の始発駅が注目されない
>>出勤時の始発駅は注目されているのに>>帰宅時の始発駅が注目されない理由

06.09.11追加

帰宅時の始発駅の有無は住まい選びに重要だ

家賃はシビアに反応している

 何度か住まいを探す経験をしていますが、家賃の動向というのは客の希望に対して実に敏感に反応しているものだと感心します。良い物件は予算オーバーで、予算内に収まったと思ったら希望条件とあわない。

 意外なのが外観が古くても新しくてもはあまり影響がないことです。実際、部屋の中はリフォームされるということで、住む上であまり違いがないのでしょう。当時は貸し手市場であまり贅沢をいえなかったのかもしれません。

 一方、通勤の利便性は敏感に家賃差に反映されています。駅から徒歩圏の物件とバスの便の物件では大きく家賃が違った記憶があります。車で通勤する人も多いわけですから、駅からの距離は関係ないと思うのですが。

 ここ十年、住まい探しをしていないので、家賃に対する感性はずいぶん鈍くなってしまいました。現在は状況が変わっていることもあるでしょうが、傾向は似たり寄ったりでしょう。

不人気路線は帰宅時に座れない

 都心から放射状に伸びる鉄道路線毎に人気・不人気があります。沿線イメージ、街の成熟度の影響もあるでしょうが、帰宅時における始発駅の存在も一つの理由だと考えます。

 そんなことに気づいたのは「特優賃」の募集でした。「特優賃」は収入に応じて補助金がでて、家賃に地域差が生じないというのが特徴です。また募集が公募ということで空室状況もわかります。

 通常十二万円以上する3LDKマンションが半額程度から借りられるということで、抽選になるほどの人気です。ところが定員割れで空室が生じる地域があったのです。これが東武伊勢崎線の春日部市付近。

 春日部は東京を環状に結ぶ国道16号が通っています。国道16号が通る他の都市としては東より千葉市、柏市、大宮市、川越市、所沢市、八王子市、相模原市、横浜市があり、だいたい東京から同じ様な距離にあるといえます。しかし住まいを探すそのころの私の目には、春日部は遠く感じられました。

 よくよく思い出してみれば、座って通勤が出来ないということが理由でした。帰宅時に始発駅として利用できる浅草は、利用するターミナルとしては東によりすぎている。日比谷線経由だと確実に座れる始発駅がない。定期券のルートを確定しないといけないので、どちらか一方しか選べない。帰りが大変だというのが実感でした。

帰宅時の始発駅が注目されない

出勤時の始発駅は注目されているのに

 かつて、情報源が雑誌に限られていたころは、始発駅の有無の特集なんてお目にかかれませんでした。貴重な紙面は、特定の街の紹介や沿線の紹介がせいぜいです。もっとも、「始発駅のとなりが狙い目」ということは、ちらほら紙面や広告に見かけましたから、特別マイナーな話題でもないわけです。

 ネットの情報が増えて行くにつれ、始発駅(始発電車のある駅)の情報もちらほら見られるようになりました。この情報を参考に住まいを考えるのは快適な通勤のために必須でしょう。

 始発駅の物件は高いことが多いので「始発駅のとなり」が狙い目となります。となりの駅といっても、都心側のとなり駅は、始発駅の恩恵にあずかれないばかりか、急行や快速が通過する事になるので所要時間の点でも、遠い方のとなり駅と対してかわらないので要注意です。

 いずれにせよ、出勤時の始発駅は住まい選びの目安として認められつつあるのでしょう。

帰宅時の始発駅が注目されない理由

 住まい選びに帰宅時の始発駅は重要だと思うのですが、あまり注目されていないようです。

 先に書いた東武伊勢崎線の他にもあります。

東急田園都市線
すべて半蔵門線直通で、中央林間方面は大手町駅辺りで座席争奪戦が激しく展開されて大変です。
中央快速線
東京発が主体では、始発の恩恵にあずかれる人が限られてしまいます。
常磐線
取手とその先の各駅であれば出勤時に取手始発、帰宅時上野発着の快速線でいいのですが、柏辺りだと地下鉄千代田線の直通しかなく、定期券のルートで行けないというジレンマがあります。だからといって千代田線経由絞ると帰宅時に始発駅がありません。

 こんな感じで、都心側の始発駅を考えるとなかなか難しいところがあるわけですが、世の中それほど注目されていないのでしょう。以下なぜか理由を挙げてみました。

30分くらい立っても平気
「着席」「着席」と騒いでいますが、そんなに長時間でもないことが多いのです。特に賃貸住宅を求める場合にはそんなに遠くにいっても家賃が下がるわけでもないので、遠くても国道16号の内側でしょう。山手線の駅から30分くらいで着いてしまいます。
会社の位置で左右される
今まで東京の中心、千代田区を中心に考えてきましたが、勤務地は千差万別です。中央線利用者が八重洲に勤務していれば、都心側は始発駅です。個人の勤務地に影響されすぎることが原因の一つといえるでしょう。
本人が良く知っている
上の項目と同様、本人が一番知っている事であって、ノウハウでも何でもない。
奥様の意見を重視
夫の通勤が大変であろうと関係ないという意見もあるはずです。むしろ直通運転していて早く都心に行ける方がいいわけです。田園都市線に始発駅が無いなんて関係ないでしょう。

 この意見、私自身もどこまで言い切れるのかは、自信がありません。前回[信頼できる乗車待ち行列] 始発駅をつくるで取り上げた始発駅の話を考えたきっかけをちょっと書いてみました。

 現実問題、始発駅の有無だけで住まいが決まることはないでしょうが、家への帰り道に始発駅だったらなあと思うことはあるのではないでしょうか。

(06.09.11追加)

 万年寝太郎さんよりゲストブックに書き込みをいただきました。ちょっと違った分析をしていただいてます。

帰りも疲れていれば座っていきたいという人は多いと思います。
書かれていたこと以外に個人的に思いつく原因としては、
(1)出勤時の始発駅は車庫のある駅や折り返しのある駅のように、時刻表をよくみる鉄道ファンでなければわかりにくいが、帰宅時は都心のターミナルなので、始発のある駅は直感的にわかりやすい。
(2)朝と違い時間に余裕があるので、各停とかに乗ればいい。
(3)電車はだんだん空いてくる。急行なんかなら各停との接続駅がねらい目。出勤時は終点に向かって混む一方・・・。
(4)朝よりダイヤに余裕があるので路線によってはホームライナーや特急が多い。どうしても座りたければお金を払えばいい。
というようなことがあるんじゃないだろうかと思います。

(06.08.28)

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