流れのヒント

[視線が挙動不審]
マイルートで運転に専念

迷路のような都市高速道路では路線番号ぐらいしか覚える余裕がありません。

Contents
>首都高速のコツ
>頼りは脱出ルートの路線番号のみ
>基本は路線の記号

06.08.14追加

首都高速のコツ

 前回取り上げた自動販売機などは、まだヒューマンスケールの慌ただしさです。意識すればゆっくり考える時間も確保できます。でも首都高速のような都市高速道路ではそうはいきません。次々に出現する分岐の度に右に行くべきか左に行くべきか瞬時に判断しなければなりません。

頼りは脱出ルートの路線番号のみ

 首都高速はまるでブラックボックスの様です。周辺地域から東京に集中する高速道路が、都心部でどうつながっているのか理解しにくいところです。地図で見ればそんなに難しい迷路ではないのですが、実際に走ってみると大混乱で、今どこを走っているのか考える余裕もありません。

ブラックボックスのように見える
ブラックボックス

 初心者は渋滞の時にチャレンジするのが無難でしょう。防音壁に囲まれた狭い道路では、法定速度の時速60kmであっても、さながらテレビゲームのような感覚です。次々に現れる風景に視線は挙動不審の状態となります。恥ずかしながら、初めて首都高速を利用したとき、ゲームオーバーになってしまいました。事故ではないのですが、東名高速から東北道に行く途中で、不意に神田橋ランプで降りてしまったのです。

 その時の私は、走行のコツがつかめず、次々に現れる案内標識に「どっちに行けばいいのか?」とじっと考え込みながらの走行でした。「神田橋」という文字を見つけると「神田方面」なのだと勘違いし、高速道路から降りてしまったという訳です。

 利用したことのある人ならご存じでしょうが、混乱しないコツがあるのです。それは余計なことを覚えないで、自分の目指す「路線番号だけ」を覚えておくという方法です。東北道に乗りたいなら、「6号線経由S1号線」とだけ覚えて、他には何も覚えず、看板の表示も無視します。自分だけのルートを記憶する「マイルート戦略」です。現在の位置とか走行中の路線は関係ありません。ひたすら案内表示が示す路線番号に従い、右、左を繰り返すのです。

1.とにかく6を追う
標識その1

2.今度は左だ
標識その2

3.とにかく6を追う
標識その3

4.「東北道」にまどわされるな
標識その4

5.S1が登場した
標識その5

6.今度はS1を追う
標識その6

 途中の4番目の標識は要注意です。6号線と東北道が別の案内板に書いてあります。でもどちらにしようかと惑わされてはいけません。「マイルート」は6号線とS1号線です。S1号線が登場するまでは6号線に従えばいいのです。5番目でようやくS1号線がでてきました。ここで初めて頭を6号線からS1号線に切り換えるのです。この様な例を見ていると、むしろ地名の表示は参考程度にとどめるという割り切りが必要だということを確信します。

基本は路線の記号

 「マイルート」を健康診断を受ける病院で発見しました。「レントゲンは床の黄色い線をたどって下さい」と言われ、廊下や階段を右往左往する内に目的地に到着。これを「階段を突き当たって」とか「○○室を左に曲がって」という表現で説明を受けても果たしてたどりつけたかどうかです。

 道を覚えるというのは、脳に大変負担がかかる事なのです。ですから簡単に表現できることが大切です。かつて新聞のコラムに書いてあったことなのですが、外国人が首都高速の分岐点でどっちに行けばいいのかわからずに立ち往生していたとのこと。その時は漢字で行き先が表示されていただけのようです。日本語が読める私でも、地名だけを示されても困ります。

 考えてみれば、上の標識から番号を除いた時、行き先表示だけで東北道にたどり着くためには、首都高速のネットワークと主要な地名の位置関係を理解しなければなりません。大変な負担です。路線番号があることで、ブラックボックス走破のために必要な暗記事項が格段と減っているのです。これは画期的な事でしょう。

[番号をきめるのもひと苦労]道路は主役」で、道路に名前をつけないと道案内に困るという主旨のことを書きました。市街地なら言ったり来たりすれば済むじゃないかと、ピント来なかった方も、高速道路という極限状態なら、路線番号が不可欠だということが少しはわかっていただけるのではないでしょうか。

(06.08.14追加)

ポピィさんよりゲストブックに書き込みをいただきました。

http://www.kictec.co.jp/sing/annai/108A-108E/108A.htm
一番上の案内標識でよくあるのが行き先がたくさん書いてあって結局直進なのか曲がるのか判断に苦しむ標識。
一番上の右の標識もダメです。
今走行している道(何号線)をずっと行けばいい場合に、自分が何号線を走行しているのか忘れてしまうときがあります。
よって、自分が何号線を走行しているのかも表示すべきです。
緑色の案内標識も色を変えてもらいたいものがあります。
それは高規格道路だけど無料で通れる道路のときです。
無料ならば通るけど、有料の場合は通らないことはよくあることだと思いますが、どちらも緑色の看板だと迷ってしまいます。

(05.05.23)

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