[番号を決めるのもひと苦労]
ナンバープレートに有効期限を

番号に限りあるナンバープレートに有効期限を設けると、番号の枯渇問題も解消されると思うのです。

Contents
>番号に意味を持たせると、使える番号が少なくなる
>番号の枯渇問題には、ナンバープレートの有効期限で対処

番号に意味を持たせると、使える番号が少なくなる

 ナンバープレートの上部にある小さな番号。実はこの部分は下の4桁の上位けたということで、上下で合わせて一連の数字であるとのこと。上の部分に書くのは3ナンバーや5ナンバーといった分類を表しているということで、特別扱いなのでしょう。ところで下4桁で表される番号はたった1万通り。これだと大都市のナンバープレートはあっという間にパンクしますから、左側にひらがなを付けてみたり、上の小さな数字の桁数を増やしたり涙ぐましい努力が何十年も前から繰り返されてきました。最近では小さな数字は3桁になって、更に覚えにくくなってきています。番号がどんどん枯渇しているのでしょう。

 海外の事例をちょっと拝見してみます。滞在したことのあるオハイオ州をご覧いただきますと、州の名前+6桁か7桁とシンプルです。アルファベットも使えるのでかなり多くのプレートを発行できます。

番号の枯渇問題には、ナンバープレートの有効期限で対処

 しかし不思議なのが、番号が枯渇する理由。地方では一家に2台とか自動車が普及していると言われて久しく、日本では今や買い換え需要しか存在しないと思っています。自動車が大幅に増えているとは思えないのに、番号が足りないと言うのです。ナンバープレートの番号というのは、電話番号のように再利用されていないということなのでしょう。

 番号の再利用にはいろいろな問題がつきまとうに違いありません。企業の電話番号は、広告に掲載されたりすれば、かなり長い期間「間違い電話」のもとになっています。ナンバープレートについても盗難の問題などあるのでしょう。

 そこで定期的にナンバープレートを更新するようすることを提案するわけです。先に紹介したオハイオ州のナンバープレートは、5年ごとに全く違うデザインのものに更新しています。更新時、番号は全然違うものに変わるので、番号の枯渇問題とは無縁です。そのたび覚え直すのは大変ですが、好みの番号を獲得する機会が増えるのは良いことです。

 交換するのを車検の時とすれば、利用者のわずらわしさも少ないでしょう。ナンバープレート業界にとっても事業拡大の機会です。

(05.03.28)

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