流れのヒント

[ゆずりあう道路]
自転車一方通行

自転車は左側通行の原則を見失わない道路幅員構成が求められるのです。

Contents
>過渡期の自転車レーン
>>柵で荷捌きできないという意見>>狭いという意見
>自転車は左側通行
>>現在が変則的>>自転車一方通行

11.11.28追加

過渡期の自転車レーン

柵で荷捌きできないという意見

 いつも問題提起(結論はうやむや)をしてくれる「噂の東京マガジン」で国道14号亀戸における自転車レーンについて取り上げていました。

 自転車レーンは良いことだと思い見ていると、地元の商店で荷捌きが出来ないとの不満があるとのこと。

 歩道を利用する一見客を相手にする店なら、快適な歩道は大切ではないのかと不思議に思いつつ、見学してきました。

荷捌き可能
荷捌き風景

 トラックがちゃんと荷捌きしていました。植樹帯の隙間ごとに、柵の切れ目がありましたから、今までより不便ではないでしょう。以前は隙間が無い柵を設置されたという経緯があったのかもしれません。参考サイトの「都内の自転車通行環境整備モデルの2地区が完成します」にある柵は切れ目が無く、随分長く連続しています。もし改善されたというのであれば、悪い印象は払拭して欲しいところです。

 もともとバス専用レーンで荷捌きしていたのに過ぎないので、荷捌きに関しては停車帯の整備を要求するというところが本筋でしょう。

狭いという意見

 車線が狭くて危険という意見があったようです。

一般区間
一般区間

 確かに狭いイメージがあります。道路構造令上は自転車1台分で1m、往復で最低2mあれば良いとされていますので、基準は満たしているわけです。しかし、他地区でも自転車レーンは良く見るのに、狭いという印象はありません。そこで名古屋の例です。

名古屋の例
名古屋の例

 名古屋の方が幅が広そうな気がします。しかし、それ以上にセンターラインの存在が狭い印象を助長しているのでしょう。センターラインがなければ譲り合って利用するが、センターラインによって、対向車への配慮が減り、スピードがアップしてしまうという現象は、本サイト別ページでも取り上げたところです。

 ちなみに亀戸の事例は、急ごしらえという制約があり、車道幅の減少を最低限にしたかったのでしょう。もともと自転車歩行者道(交通量が多い場所では最低幅員4m)が、歩道(交通量が多い場所では最低幅員3.5m)になったのですから、50cmは歩道を狭くしても許されるはずですが、植樹帯や縁石を移動するまでの大工事は見送ったのでしょう。バス停では根本的に改良されています。

バス停
バス停風景

自転車は左側通行

現在が変則的

 歩行者自転車道では、普通に自転車は往来していますが、歩道(2mか3.5m)と自転車歩行者道(3mか4m)の幅員差が0.5mから1mしか無いことを見ると、そもそも自転車1車線分しか確保していません。反対から来る自転車というのは、原則として想定していないと考えてよいでしょう。

 広い幅を有効につかって、自転車と歩行者が譲り合いながら往来するということで対処してきたわけですが、譲り合いでは解決しないということで、歩行者と自転車の分離ということになったのでしょうが、自転車は左側通行という原則を忘れてはならないと思うのです。

亀戸の事例では、独立した自転車道2レーン設置したこととなりました。「車道」「歩道」に加え、「自転車道」を<2往復分>設置するということは大きな投資です。そんな大きな投資にもかかわらず、センターラインを入れたために、2mではすれ違いに危険を感じるという安全性に不安が残るものであるのです。

 自転車が安全に走行できるスペースの普及は、遅れをとってしまうことになるでしょう

自転車一方通行

 「自転車は左側通行」を強調するのは、交通規制でもこれを推し進める動きがあるからです。「自転車一方通行」の標識の新設が目前に迫っているためです。多少不便だけれど、安全という観点から必要な方策だと思います。どうしても逆走したいときには、押して歩くということになるでしょう。

 不届き者はいつでもいますが、ルールが明示されていれば、それに従うのが大多数だと思いますので、まずは自転車は左側通行をより徹底するシステムとして歓迎するところです。

(11.11.28追加)

万年寝太郎さんよりゲストブックに情報をいただきました。

自転車レーン(車道の一部片方向)ではなく、自転車道(独立双方向)という解決はやはり過剰という気がします。
さて、最近言われている車道左側通行。
私としては賛成ですが、実際の道路を現在の道路交通法どおりに自転車を運転するのは至難の業です。
個人的な憶測としては、道路交通法の警察は自転車=軽車両=車道を建前にしているのに、対自動車の交通事故を起こされたくない国土交通省をはじめとする道路管理者側は歩道走行に誘導するように道路を整備してきたのでは・・・
特に気になるのは「自転車横断帯」
これはかなりのくせ者で、大概、歩道直結、双方向通行可、しかも狭くて横断歩道と一体と最悪の設計です。
しかも、左折車を待たせるスペースを作るため、横断歩道に隣接しており、
車道からは大きく回りこんで直進する構造になっています。
http://www.bicyclemap.net/modules/wordpress/index.php?p=85
http://www.bicyclemap.net/modules/wordpress/index.php?p=86
こちらのブログでは、解決策を左折用自転車レーンと直進用を別に設けるとしていますが、いささか過剰投資ですし、今度は二段階右折がしづらそう・・・
私としては、悪い例にでている自転車横断帯ですが、現在の位置のままできっちり車道から白線で誘導して、交差点は左折自動車の待ち位置を確保。
ただし、今と違って、自転車横断帯はもう少し緩やかなS字カーブで車道へ誘導する。
また、角のところはラバーポールで巻き込みからガードし、あわせて二段階右折待ち自転車の待機場所としても活用、左折車のために横断歩道手前には自転車横断帯注意の標識を再度設置する
というのが良いかなと思います。
交差点の自転車横断帯を引き直し、角にラバーポールを設置するだけなら、自転車道や歩行者自転車道の整備よりお手軽にできると思うのですが・・・
将来的には自転車専用信号や直進もしやすい自転車レーンなどが視野に入りはするのでしょうが。

 近所にある横断歩道では、歩行者用と自転車用が分離しているのです。これなら紛らわしいことがないのでは?

横断歩道写真

(11.10.03)

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