流れのヒント

[まちの必需品]
気まぐれパークアンドライドは情報次第

1日だけの「気まぐれパークアンドライド」を実行しようにも、旅先の駅前にも安い日貸し駐車場があるのか不安なのです。

Contents
>気まぐれパークアンドライドの需要はある
>安い日貸し駐車場は市場の動向に左右される
>>まずは自然発生的に月極駐車場が立地する>>休日は大混雑のショッピングモール>>開発途上の郊外の駅が狙い目
>安い日貸し駐車場の情報が望まれる

気まぐれパークアンドライドの需要はある

 気まぐれパークアンドライドは私ひとりだけの希望ではありません。商業施設の駐車場を空いている平日に限りパークアンドライド通勤用として確保したところ、平日の通勤だけでなく、土曜・休日、日貸しの要望があったとの実証実験でのアンケート結果があります。

 また「東京都心部に向かう自動車交通を区部外周区等で鉄道へ転換するため、長時間駐車をしやすい駐車料金の導入やキャンペーンの実施」を行い、「東京都板橋四ッ又駐車場、錦糸町パークタワー駐車場」等の整備が行われているとの国土交通省の報告もあります。

 さいたま市では「浦和美園駅ホリデーパークアンドライド実証実験」が行われていたとのことですから、潜在的な需要があると見込んでのことでしょう。

安い日貸し駐車場は市場の動向に左右される

 ホリデーパークアンドライドの実証実験の現場を見ながら、気まぐれパークアンドライドの適地というものを考えてみました。

まずは自然発生的に月極駐車場が立地する

 駅の西側には月極駐車場がいくつも、実証実験でも利用された駐車場です。このうちの一つはパークアンドライドのために日貸しも行われていましたが今はすべて管理の手間がかからない月極駐車場です。駅前の駐車場が月極駐車場ばかりなのは、商業集積のない郊外の駅前で良くある光景でしょう。こういう駅では気まぐれパークアンドライドは利用できません。

月極駐車場
月極駐車場

休日は大混雑のショッピングモール

 このショッピングモールの休日は大混雑。駅前にある大駐車場として、パークアンドライド駐車場としての活用に期待がありますが、休日は困難であることがわかります。ショッピングモールの利用客でも臨時駐車場に追いやられる状態なのに、パークアンドライドだけの利用客は歓迎されません。

休日の駐車場は混雑
駐車場

臨時駐車場も混雑
臨時駐車場

開発途上の郊外の駅が狙い目

 駅前の広大な土地に将来を期待してみます。しかし、商業地域としてすでに高い価値をもった土地です。一時活用として料金の安いコインパーキングが展開されるかもしれませんが、いずれビルが林立することになるでしょう。そうやって土地の価値が上がれば自ずと駐車料金も上昇していき、パークアンドライド駐車場としての利用は難しくなるでしょう。

これからのまち
風景

 実証実験の現場を見てきました。この駅は、都心直結の新線の駅ということで、実証実験の適地として選ばれたのだと思います。利用客を集めるという意味で、新駅開業で駐車場をはじめる土地所有者の協力を得やすかったでしょうし、鉄道事業者も協力的で、社有地を駐車場として開放しています。

 都心へのアクセスは良好ですから、月極駐車場を利用してやショッピングモールの平日のみの月極契約でのパークアンドライドは定着するでしょうが、たまの休日に利用するという「気まぐれパークアンドライド」の駐車場として、手頃な料金での提供は難しいでしょう。

安い日貸し駐車場の情報が望まれる

 安い日貸し駐車場を求めていると、駅前のにぎやかさはかえって邪魔な気がします。[まちの必需品]徒歩圏にコインパーキングで取り上げた1日500円は好例です。この都市の中心からは多方面に鉄道路線が延びており、その隣駅を比較してみますと、他の駅が1日1000円以上する中で、この駅は500円なのです。この違いは駅前のにぎやかさの違いで、さらにこの駐車場は駅の裏口にあたり、駅前の商店街を利用するのも不便。

 しかし、目的地は市の中心ですから、パークアンドライドの最寄り駅が少々寂しい駅でも問題はありません。

上限500円
500円駐車場

 かつてはこんなところは月極駐車場のみだったのですが、コインパーキングなど無人で料金徴収が出来るようになり、ちょっとした利用者もどん欲に取り込もうというのです。

 旅先などでこういった地味な駐車場の所在がわかればいいと思うのです。

 よく調べてみると気まぐれパーキングの情報は、静かに集められています。まだ物量的に不足があるようですが、方向性としては、このまま情報が集積してくればいいと思うのです。

(初出06.11.06)(再編集11.02.21)編集前

この話題に関する情報、ご意見などがありましたら是非お寄せください。

文責:kita jdy07317@yahoo.co.jpまたはゲストブックへ
リンクはご自由に © 2003-2015 kita