[いろいろ乗り継ぐ]
代行バスで行く大宮への道

浦和駅高架化工事のうち、京浜東北線が完了となりました。

Contents
>代行バス運行
>赤羽駅から
>南浦和駅から
>北浦和駅から
>大宮駅

12.09.10追加

代行バス運行

 2008年5月18日の日曜日。浦和駅構内の京浜東北線の工事に伴い、北浦和・南浦和間が運休となりました。工事が日曜日の昼間に行われるということで、運休区間では、代行バスが運行されました。

 運休区間は、大宮と赤羽に挟まれており、この区間は京浜東北線の他にも東北線、貨物線(湘南新宿ライン)、埼京線が併走しており、通過客にはほとんど影響がありません。利用した昼間の時間は、特に大きな混乱もなくスムーズに旅客は流れていました。

 川口で所用があり、大宮方面に向かうのに代行バスを利用しましたので記録に残しておきます。

赤羽駅から

 赤羽駅では南浦和行きばかりとなっています。ふだんなら、1時間の内に大宮行き6本、南浦和行き6本運行されていますが、運休中はすべて南浦和行きとなっています。

南浦和行きばかり
写真a

いつも通り5分間隔
写真b

南浦和駅から

 南浦和駅を降りる時、代行バスを利用する人はスイカをタッチせず、乗車票を受け取ります。定期券利用者はそのままタッチして出札です。

 バス乗り場では、改札があります。切符、定期券、乗車票を見せます。

バス乗り場で誘導
写真c

 昼頃の利用でしたが、10名ほどの立ち客程度の混雑でした。15分くらい走って浦和駅に着きました。引き続きの利用者は、そのまま乗車ということで車内でしばらく待ちます。浦和駅からの乗車客が乗ってきましたが、いくつか空席はありました。

途中浦和駅に立ち寄り
写真d

 15分くらい走って、北浦和駅に着きました。乗っていたバスを見ますと、南浦和22と書いてあります。きっと時刻表に基づいて計画的に運行されているのでしょう。

折り返し南浦和行きとなる
写真e

北浦和駅から

 北浦和駅からは15分間隔の運行です。

 南浦和から南側(東京、横浜方面)は単に、いつもの大宮発着が南浦和止まりとなっただけで、ダイヤは変わっていませんが、こちらは相当変則的な運行です。

ここからは15分間隔
写真f

 とりあえず、行き先表示が「準備中」ということです。

表示は準備中
写真g

 出発は進行方向に向かって右側のホームから出発です。途中の与野駅で進行方向に向かって写真をとりました。右側通行しているというわけです。

進行方向に向かって
写真h

 この区間、2編成の列車をつかってピストン輸送するのですが、上り下りそれぞれの線路を別々につかっているのです。同じホームでも、ある時は北浦和方面から来て、ある時は大宮方面からくるということです。さいたま新都心駅では向かい側の電車とすれ違いました。

向かい側の電車
写真i

大宮駅

 大宮駅到着です。ここの表示も「準備中」でした。

大宮駅到着
写真j

 別々にピストン輸送していますので、ポイントは使われていません。錆が浮いている状態でした。

線路のポイントは錆が浮いている
写真k

(09.12.28追加)

■強力な輸送力を保証する渡り線

 2009年12月20日に、宇都宮線・高崎線の上り線を高架にするため、また大掛かりな運休が実施されました。今回も京浜東北線は北浦和−南浦和間を代行バスを運行されました。

 工事のメインとなる宇都宮線・高崎線は、線路は使えなくなり、列車は湘南新宿ライン(貨物線)に迂回することになったわけです。

 ちらしの案内図によれば、大宮を出た湘南新宿ライン(貨物線)を走る列車は、赤羽駅までのどこかで宇都宮線・高崎線に戻っているようです。

ちらし

 実際に運行状況を見たところ、ちらしに書かれている通り、西川口駅と東川口駅の間で、片渡り線があったのです。その上空に陸橋があり、そこから撮影ができました。川口駅から望める箇所です。

写真m

 私の想像では、保守のために使うような、簡易な単線の片渡り線があるのだと思っていたのです。ところがすれ違いも出来る、立派な複線なので驚きです。

線路の状況

 図の通り、陸橋をはさんで、2箇所にわかれています。2回にわけて、となりのとなりの線路に渡っていくわけです。まず、赤羽方面(南方向)はこんな感じです。

写真n

 上野行(宇都宮線・高崎線)は、左に向かいます。

写真o

 上野発は、右の湘南新宿ラインに向かいます。

写真p

 湘南新宿ラインはいつもの通りまっすぐ進みます。

写真q

 大宮方面(北方向)はこんな感じです。

写真r

 上野行は、右に向かいます(ただいま逆方向に向かっているので、赤羽方面の説明と左右逆です)。

写真s

 上野発は、左の湘南新宿ラインに向かいます。

写真t

 湘南新宿ラインはいつもの通りまっすぐ進みます(こちらにむかってます)。

写真u

 赤羽に向かう湘南新宿ラインと大宮に向かう宇都宮線・高崎線が交差することがあるため、若干の運休はありますが、輸送力はほとんど変わっていません。すごいものです。

(12.09.10追加)

■赤羽駅折り返しの場合

 浦和駅とは関係ありませんが、赤羽駅折り返しの設定がありました。上野・尾久間で橋梁の工事があるということで、夜間から朝方にかけて上野・赤羽間を運休としたのでした。

案内図

 大宮方向から赤羽駅に到着した宇都宮線・高崎線の電車は、車内清掃(グリーン車席の方向転換)のためしばらく停車するのです。清掃が終わると上野方面に出発してしまいます。

写真v

 到着したのは尾久駅。ホームは使わずに、ホーム横の引き込み線2線を使用しています。

写真w

 カシオペアや北斗星は、折り返さず、別線で上野にむけて出発します。

写真x

 工事箇所が尾久駅より上野寄りということで、尾久駅折り返しも可能だったのでしょうが、ちょっと考えれば賢明な判断だったでしょう。乗り継ぎのできない尾久駅で降ろされた客に、文句を言われてしまうこと間違いなしです。尾久駅利用のみなさんには少々我慢してもらう必要があったわけですが、代替えバスがガラガラであるのを見るとそれほど多くの人に迷惑をかけていないということのようです。

写真y

 

(08.05.19)

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