流れのヒント

[なめらかな歩道の段差]
わずかな段差が唯一の目印

私にとっては邪魔な段差も、必要な人がいるわけです。

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Contents
>歩道と車道を隔てる段差はありがたくない
>歩道と車道の段差は5センチメートル
>横断する箇所では2センチメートル

歩道と車道を隔てる段差はありがたくない

 小さな頃から自転車に乗るのが大好きでした。しかし自転車の走行は肩身が狭いものです。歩道を走れば歩いている人から嫌がられるし、車道を走れば自動車に幅寄せされる。そのようなわけで、歩行者がいないときには歩道を走り、歩行者がいれば車道に降りるというのが私の走行法でした。

 ちなみに基準によれば、自転車走行可の「歩行者自転車道」は少なくとも3mの歩道幅が必要です。歩行者を避けて車道に降りなければならないような狭い幅ではありません。つまり幅2m足らずの歩道は「歩道」であって、自転車は通ってはいけないはずなのです。でも車が頻繁に走る車道は通りたくないのでつい、歩道を利用させてもらっています。

歩道と車道の段差は5センチメートル

 車道と歩道との相互の出入りは、どこでもというわけではありません。沿道利用のために設けられる「車両乗り入れ部」を利用して、出入りするわけです。この「車両乗り入れ部」はその名の通り、車両が歩道に乗り入れるために設けられていますが、自転車や歩行者の事は考慮されていません。車道と歩道の段差は約5センチメートル。簡単に歩道と車道の行き来をしてもらっては困るという意図もありそうです。自動車にとってはタイヤの感触から、歩道であることを伝える大切な段差でしょう。たとえそんなことをお構いなしに歩道に乗り上げて駐車してしまう人がいたとしてもです。しかし、自転車にとってはスリップの危険ととなりあわせの段差です。

こわごわ乗り越える段差
こわごわ乗り越える段差

 この写真は、改良前には段差2cmの縁石があったのだと思われますが、撤去されています。

 ずっと歩道なしの道路が続き、ここから歩道が始まります。車道の端を肩身の狭い思いで走ってきた自転車が、歩道に逃げ込むの利用される切り下げ部となります。現に事故があったのかも知れません。

撤去された段差

横断する箇所では2センチメートル

 歩道と車道を隔てる部分の段差は何か理由があるようだというのはわかります。しかしわからないのが、歩道が車道を横断する部分の段差。例えば横断歩道に接する部分など人が歩くことを前提としている部分についても、わずかながら段差があることです。自転車に乗っていて、かなり速度を落としても「ガタン」と衝撃があります。自転車は歩道を大手振って走れないのでなにも言えませんが、車椅子にとっても乗り心地が悪いどころか乗り越えることが困難なのではないでしょうか。

 ところが、この微妙な段差は、視覚障害を持った人にとっては、車道と歩道を区分する大切な目印だというのです。交通バリアフリー法が施行され、その具体的な方策としての「道路の移動円滑化整備ガイドライン」(基礎編)にそんなことが書かれていました。横断部分においても2センチメートルの段差で区切るとのこと。視覚に障害がある人にとっては、安全に関わる重大なことですから、私が自転車で乗り心地が悪いくらいは我慢すべきなのでしょう。しかし双方にとって良い解決策があるように思えるのですが。

(初出02.05.17)(再編集04.05.17)(再編集11.03.21)

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