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地元の人が知っている暗黙の了解を、よそから来たドライバーにもわかるよう表示があれば、ありがたいのです。好き好んで渋滞の列に割り込むわけではありません。右車線が右折専用になることを知らなかっただけなのです。
4車線道路のいらいら。突然右折車専用になったり、駐車車両が車線をふさいでいたり。でも、くやしいのは、地元の人が左右どちらの車線を走ればいいか心得ていること。もちろん私も地元の道の事はよく知っています。他県ナンバーの車が、この先右折専用になるにも関わらず「すーと!」進んでいるのを見ると、「こっちに並ばないと、割り込む羽目になるよ!」と、教えてあげたいところです。
知らないで右折専用レーンへ
そこで、「おすすめ車線」の表示を提案です。これは2車線あるうちで、右車線を走ればいいのか、左車線を走ればいいのかを表示するというものです。
おすすめ車線の考え方は、目新しいものではありません。道路公団管轄の高速道路では、「走行車線」「追い越し車線」といって、車線によって役割を決めています。のんびり走りたい人は、左側の走行車線を走れば目的地に着くというおすすめ車線の理想型です。
バス専用(優先)レーンも、バスにとってのおすすめ車線です。路面を派手に着色をして、一般車両にもこのレーンの存在を認知してもらう作戦です。派手なマーキングのおかげで、良識のあるドライバーなら多少うっかり者でもバスのじゃまをすることはありません。
この派手なマーキングを「おすすめ車線」にも利用したいものです。イメージとしては、こんな感じでしょう。
こんな風に、右折車多発地帯は左側に、駐車車両多発地帯は右側に車両を誘導する様な形になるでしょう。
また、先方に右折専用レーンがある場合は、「おすすめ車線」は左側になるわけです。
実態の車両の流れをマーキングする「おすすめ車線」ですが、建前の壁が立ちはだかっています。もともと高速道路に限らず、一般道も左車線を走行車線とするよう、規則が定められています。ですから左車線が「おすすめ車線」であるのは、当たり前のことです。そして右車線をおすすめ車線とする場合、道路管理者が、「ここは駐車車両が多いから、地元の人は右側を走っていますよ」なんて、違法駐車を追認するような事は出来ません。
建前としては認められないだろう「おすすめ車線」ですが、ここで思考停止してはいけません。「おすすめ車線」が設定できない様な道路は果たして4車線としての機能を持っているのか?という根本的な問いかけに戻ってくるわけです。
このあたり道路幅員の決定方法に戻って整理してみる必要が有るようです。
(初出00.02.17)
(再編集03.05.05)
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